キャスト


カンジ…緑川茶々

マッシュ…天見魚

リボン…土塀のちぃ坊

ヒデオト…とりごもくまろん

ペコオ…長里紅男爵

レンコ先生…細水くらげ


レンコ先生のお母さん…長里紅男爵




ヒデオト「で、結局何するわけ」

マッシュ「団長が馬鹿ちんだから、絶対上手くいかない気がしてきたよー」

カンジ「うるせぇなぁ、じゃあ俺とリボンは先生、マッシュとヒデオトはカサイナツミについて調べてくれ」

二人「了解」 ←マッシュ、ヒデオト

ペコオ「ちょっとあたしが入ってないじゃないのっ!!」

カンジ「あ、忘れてた」



ホイッスル

全員「長楽バッドベイビース 第一試合 後半戦」 ←歓声

ペコオ「どいつもこいつもムカつくわっ!!」




ヒデオト「でもさ、お前今日はおばさんの手伝いするとか行ってなかった?」

ペコオ「あ、そうだったわぁ、いやん忘れてた」

カンジ「じゃあお前は今日は帰れ」

ペコオ「えーっ、ペコオつまんないーっ」

マッシュ「甘ったれた声出してんじゃねぞ、オカマ」

ペコオ「なんかその言葉普通に痛いわ、そろそろ」

リボン「負けるな、オカマ」

ペコオ「ありがとう、嬉しくて涙が出ちゃう」

マッシュ「嘘ーっ!!」

ヒデオト「じゃあなー、次の練習日でなー」

ペコオ「じゃーねー」




四人挨拶 (おつかれー、とか、またなー、とか、バイバーイ、とか)

カラスの声



カンジ「よし、じゃあ俺達は先生を探すか」

ヒデオト「じゃあ俺とマッシュはカサイナツミを探す」

マッシュ「カサイナツミのことはユキヤに聞いてみるわ」

カンジ「そんじゃ、30分おきに携帯に電話して、俺達は先生の家に行ってみる」

ヒデオト「わかった」

カンジ「じゃあ、30分後に電話でな」

リボン「るんぱっぱ」



少間




リボン「着いた」

カンジ「いつ見てもでかい家だな」

リボン「カンジ、来たことあんの?」

カンジ「ちょっとな」

リボン「…何で」

カンジ「そういう疑うよな視線で俺を見るな、ちょっとした出来心だったんだよっ!!」

リボン「…下心?」

カンジ「あーっ、そうだよっ、ちょっと先生の家を見たいなーって思って最近も何度も来てるよっ!!」




ピーンポーン




リボン「インターホン押してもいい?」

カンジ「押してんじゃんっ!!」


レンコ母「はい?」

リボン「下心宅急便です」

レンコ母「はい?」

カンジ「お前なーっ!! …ゴホンッ、えと、先生の生徒のカンジとイトダです」

レンコ母「あら、こんにちはカンジくん」



ドアの開く音




レンコ母「ごめんなさいねぇ、レンコ、まだ帰ってないのよ」

カンジ「すみません、先生いないのに、家にあげていただいて」

レンコ「外は寒いもの、ちょっとお待ちになってね、紅茶いれてますから」

リボン「ありがとうございます」

カンジ「なんか展開おかしいよなぁ…」

リボン「でもあったかい、家の中」

カンジ「だよなー」



カンジの携帯の着メロ


カンジ「長楽バッドベイビーズ?」

マッシュ「バブーッバブーッ …この合言葉意味なくねぇ? 着信出るだろ」

カンジ「いいんだよ、なんかそれっぽいじゃん それよりなんかわかった?」

マッシュ「いやぁユキヤに色々聞いてみたんだけどさ、あんまし」

カンジ「何だよーっ」

マッシュ「超無駄情報だと、メレンゲが好きで、親は若い親父だけで、メレンゲが好きで、テニス部で、メレンゲが好きなんだって」

カンジ「メレンゲ二回も言わなくていいからっ!! カサイナツミって父親しかいなんだ」

マッシュ「ユキヤによるとハンサムで若いんだってさ、じゃ、ヒデオトに代わるわ」

カンジ「おう」

ヒデオト「もしもしー」

カンジ「何か他にわかったことは?」

ヒデオト「まぁとりあえず、メレンゲが好きで…」

カンジ「それもういいからっ!!」

ヒデオト「とにかく、こっちではそれぐらしかわかんなかったよ、とりあえずユキヤにカサイナツミの住所聞いて探して『事情聴取』だな」

カンジ「ぅおーっ!! なんかそれっぽくねぇ?」

ヒデオト「だろーっ!! …あ、マッシュが電話代ってうるさいから切るよ」

カンジ「おう、じゃあまた30分後なー」

ヒデオト「バイバイベイビー?」

カンジ「バイバイベイビー」



ピッ


リボン「どうだった?」

カンジ「微妙だなぁ…、カサイナツミはメレンゲが好きなんだって」

リボン「どーでもいー」

カンジ「だよなー」

レンコ母「あらぁ、どなたかメレンゲ好きなの?」

カンジ「あ、知り合いの女子が」

レンコ母「そう、レンコも最近メレンゲが好きなんですって」

リボン「最近…」

レンコ母「そうなのよ、この前もメレンゲいっぱい作ってたのよ」

カンジ「そうだったんですかぁ」

レンコ母「そうだ、カンジくんたちここじゃあ落ち着かないでしょ? レンコの部屋に案内するわ」

カンジ「あ、すいません」



ドアの開く音




レンコ母「ゆっくりしていってくださいね」

カンジ「ありがとうございます」



ドアの閉じる音



リボン「カンジってさ」

カンジ「何?」

リボン「最近じゃなくて、ずっと前にここに来たことあるでしょ?」

カンジ「え、な、なんで?」

リボン「マッシュが『あいつは多分先生んち行ったことあるぞ』って言ってたの」

カンジ「なんだよ、マッシュか」

リボン「すまん」

カンジ「まぁいいけど」

リボン「…なんできたの?」




カンジ「俺、かぎっ子じゃん? 小3のときに、なんかさ、ひとりで家にいるってことが、すっげぇ寂しい時期があったの」

リボン「うん」

カンジ「それで家出したんだ、そんときにふらふらしてた俺を、まだ担任じゃない、レンコ先生が家に泊めてくれたんだよね」

リボン「うん」

カンジ「俺、すっごい嬉しくてさ、家に帰ることになっても、もう寂しくなくて」

リボン「どして?」

カンジ「だってさ、そこまでしてくれる先生が学校にいるって思っただけで、なんかいいじゃんか」

リボン「うん」

カンジ「それから俺の初恋は、レンコ先生なの、どう、なんかクサいはなしだろ?」

リボン「うん」

カンジ「だよなーっ、ってちょっとはフォローしてよっ!!」



ヒデオトの携帯の着メロ

接続音


ヒデオト「もしおー?」

カンジ「何がも『もしおー?』だよっ!! キモいよっ!! つーか合言葉聞けよっ!!」

ヒデオト「あーもー、なんだよ」

カンジ「いいから、さっさとレンコ先生探せ、カサイナツミはもういいっ!!」

マッシュ「もしもし、何、お前走りながら電話してんの? 何かあったの?」
 
カンジ「実はじ、つは…じじじじじーつーはー」 

マッシュ「うぜぇよっ!! さっさと言えよっ!!」

リボン「もしもしマッシュ? 実はね、そーげきのすじつがわかったの」

マッシュ「衝撃の事実だろ、なんだよそーげきのすじつってっ!!」

リボン「今から公園に来て、全部話すから」

マッシュ「俺達もちょっとすごい話を耳にしたんだ、ちょうどいいな」

ピッ


*


カンジ「それから俺の初恋は、レンコ先生なの、どう、なんかクサいはなしだろ?」

リボン「うん」

カンジ「だよなーっ、ってちょっとはフォローしてよっ!!」

リボン「あれ、写真立て」

カンジ「スルーかよ、あぁ、先生っていっぱい写真飾るのが趣味らしくてさ、好きな人ができたときは、特別なピンクのハートの写真立てにいれるらしいよ、好きな人の写真を」

リボン「あれ…」

カンジ「なんか阿呆らしいけど、先生がやってるってなると、かわいいよなぁ〜」

リボン「ピンクの写真たて、あれじゃないの?」

カンジ「え、あ、そうそうこれこれ、中にはカサイナツミの写真が入ってるその写真たて……って、えーっ!!!」

リボン「うわーっ」 ←長く続けて

カンジ「どどどどどどどどうしよ…嘘だろ、ちょっと待てよっ!!」



二人で大騒ぎ


何かの落ちる音


リボン「カンジ…、あれ、なんか落ちた」

カンジ「シャーペン? あ、机になんか置いてある」

リボン「手紙だっ」


激小間


レンコ「(カンジくんが着てくれることを願っておいていきます
     わたしは今から、自分の気持ちにけりをつけにいくことにします だから探さないで下さい…)」


カンジ「そこでカンジくんに、ある告白をします…先生は、実は…」




*



リボン「そこまで読んだら、カンジが手紙破いちゃった」

ヒデオト・マッシュ「破いちゃったーっ?!!」

リボン「そうなの、カンジも僕も、続きはあらかた予想できたんだけどね…つまりね」

ヒデオト・マッシュ「先生に隠し子ーっ?!!」

ヒデオト「どーすんだよぉ、隠し子ってなんだよー」

マッシュ「妥当なところ、レズビアンって線は考えなかったの?」

カンジ「先生に一度だけ昔の恋の話を聞いたことがあるんだけど、それは男の話だった」

ヒデオト「なんだよ、どーいうことだよ?」

リボン「カンジが言ってたじゃん、先生がテニス部の方を見てぼんやりしていたってだって」

マッシュ「あっ!! つまりカサイナツミの親父かっ!!」




ペコオ「ちょっと待ってよぉ、話が通じないわ」

四人「オカマっ!!」

ペコオ「もういいわよ、最初から順序良く話して頂戴っ」

カンジ「じゃあ、マッシュ」


マッシュ「つまり、先生はある男との間に子供ができたわけ ところが何かあって別れないといけなかった。
     でも別れて何年かして、偶然男がひきとっていった自分の娘が先生の目の前に現れたんだ そしてそこにいたその男に、また恋をしちゃったってことでしょ?」

ヒデオト「その娘っていうのが、カサイナツミなのかっ!!」

ペコオ「うわー、ドラマみたいじゃないっ」

ヒデオト「それが一線を越えてしまうってことなのか?」

カンジ「そうだと思う」

リボン「そんで、カサイナツミんとこに、真実を伝えに行っちゃったわけ」

ヒデオト・カンジ「あーっ!!!」

ペコオ「何ようるさいわね」

ヒデオト「俺達ユキヤから聞いたんだ」

マッシュ「カサイナツミの親父は資産家で、カサイんちめちゃめちゃ金持ちなんだって」

ヒデオト「だからガードマンとかすげぇいて、入ったりしたらつかまって、そのまま警察行きなんだってっ!!!」

カンジ・リボン・ペコオ「えーっ!!」

ヒデオト「やべぇじゃん、先生捕まっちゃうよ」

リボン「どど、どうしよ」

カンジ「よし、俺達の手で、カサイナツミを捕まえに行くぞ」

ペコオ「ちょっと、警察沙汰になっちゃうのよ」

ヒデオト「オカマ馬鹿っ!! こんな冒険めったにないっての」

リボン「やってしまえ」

マッシュ「何か燃えてきたーっ!!」

カンジ「よーし集まれーっ!!」




カンジ「クールにバッドにっ!!」

全員「長楽バッドベイビーズッ!!」

カンジ「合言葉はっ!?」

全員「バブーッバブーッ!!」

マッシュ「しまっていくぞーつ!!」

全員「オーッ!!」





危険信号 「侵入者発見、侵入者発見、直ちに拘束せよ」


全員「うりゃー」「おらー」「でりゃー」とか大騒ぎ


ガラスの割れる音


ナツミ「ひゃっ…、だ、誰なのっ」

ヒデオト「俺達は、長楽バッドベイビーズだ」

カンジ「カサイナツミ、お前を捕まえにきたっ」

ナツミ「あれ…、か、カンジくん?」

カンジ「げぇっ!!」

マッシュ「どいてろカンジ…っ」


みぞおちに入った音

リボン「マッシュは空手部なのであーる」



抱える音


ペコオ「よいしょっと、さーて行くわよーっ」

リボン「ペコオはウエイトリフティング部なのであーる」

ペコオ「違うわよっ!! 手芸部よ、手芸部っ」

ヒデオト「いいから逃げるぞ、走れっ」



全員「うひゃー」「ぎゃー」「逃げるぞー」とか大騒ぎ



少間


ヒデオト「レンコ先生は連絡ついたのか?」

カンジ「うん、携帯にかけて、公園にきてって行った」

リボン「もうすぐくるね」

ペコオ「ねぇこの子、そろそろ重いんだけど」

ヒデオト「ばぁか、人間なんだからしょうがないだろ」

リボン「そこに、ベンチあるよ」

ペコオ「じゃあそこに寝かせときましょ」

マッシュ「ほら、これ、うちの店から持ってきたちゃんちゃんこ、かけてあげてよ」

リボン「ちゃんこ?」

マッシュ「ちゃんちゃんこ、ほら、カンジってば」



カンジ「先生が、きた…」



先生の走る音




レンコ「カンジくん…、みんな…」

カンジ「レンコ先生…」

ペコオ「ちょっと、起きてよ…ねぇ」

ナツミ「…ここ、どこ?」

レンコ「カサイナツミさん」

ナツミ「…だ、誰?」



カンジ「俺達は、すべり台の方にでもいこうぜ」

ヒデオト「カンジ、やけに気が利いてんな」

ペコオ「馬鹿ね、結局話は聞こえるじゃないの」

カンジ「うるさいなぁ」



レンコ「カサイさん…、あの、ナツミさんって呼んでいいかしら?」

ナツミ「はい…」

レンコ「あのね、あなたに、お話したいことがあるの」

ナツミ「はい…」



ヒデオト「うわー、くるぞくるぞっ」



レンコ「実はね…」







レンコ「わたし、恋をしてしまったの…あなたのおにいさまに」



五人「え―――――っ!!!!!!!!?????」

マッシュ「し、静かにしないとっ」

四人「は、はい」



レンコ「この前あなたの通っている城崎女子のオープンキャンパスにね、機会があって行ったの そのときに、素敵な男性にあったわ…
    その人は、テニス部の、コーチをしている方だったわ …そう、あなたのおにいさま」



マッシュ「なんだこの情報は、初耳じゃんかっ!!」

ヒデオト「あー、そーいえばマッシュがトイレに行ってたときにユキヤが話してた気がするー」

カンジ「あー、そーいえば先生の家にあった写真、カサイナツミと若い男が映ってた気がするー」

ペコオ「何でそういう大事な事は言わないのよっ」




レンコ「その日からずっとその人のことしか考えられなくてね、恋に落ちてしまったの

    一度思い切って練習を見に行ったわ… そしたら、カサイさん、練習の帰りにわたしに声をかけてくださったの

    ちいさな喫茶店でお茶をして、少しだけ、お話もさせてもらった

    でも…苗字しかわからなかった

    それなのに、わたしはカサイさんが好きで好きで…どうしようもなくなってしまったわ

    失礼なお願いだって言うのはわかってます…でも、わたしにはあなたしかいないの
  
    だから、これからも少しだけでいいから、おにいさまと仲良くさせてもらえないか、頼んでいただけない?」


ナツミ「…わ、わかりましたっ 実は兄はとても奥手で…本人も悩んでいたみたいなんです

    この前ちょっとだけお茶した人がとても素敵だったってぼんやりしていて… 今思えば、兄も恋に落ちていたんですね」
 
    
レンコ「…こんな時間に、本当にどうもありがとう はいこれ、あなたがメレンゲがすきだってカサイさん言ってたから」

ナツミ「うわぁ…ありがとうございます」

レンコ「おにいさま、あなたのことが本当に大好きなのね…嫉妬しちゃったわ」

ナツミ「いえ、そんな…っ」



マッシュ「時間切れだな」


みぞおちに入る音


レンコ「やだ、ちょっとマスダくんっ」

マッシュ「マスダじゃないですよぉ、先生っ!! …誰だよマスダって」

ヒデオト「マッシュのあれは、ダメージないようにやってんで、平気ですよ」

ペコオ「よいしょっと あ、運転手さん、この子豪邸のカサイさんとこに届けてください」

ヒデオト「タクシー呼んどいて正解だったな」







カンジ「レンコ先生…」

レンコ「カンジくん、ありがとう 先生今、とってもすっきりした感じよ」

カンジ「先生にそう言ってもらえて、よかった」

レンコ「実はね、カサイさんって…昔の教え子の彼氏だったのよ」

カンジ「えっ」

レンコ「わたしがまだ本当の新米だったときに、担任したクラスの女の子が付き合ってた子だったのよ

    カサイくんってすっごく素敵なのって、言ってたなぁあの子」

カンジ「それって…本当にカサイナツミの兄貴なんですか? 名前が同じだけとか…」

レンコ「ううん、その子先生に写真まで見せてくれたんだから、間違いないわ」

カンジ「そっか」

レンコ「今思えば、そのときからずっと心の中にいたのね だから会ったとき、自然にすっと惹かれたんだと思う
 
    でもやっぱりそのことが大きくて、先生勇気出せずにいたのね」

カンジ「……」

レンコ「でもよかった、カンジくんのおかげで、先生は一線を飛び越えられそうです」

カンジ「…レンコ先生」

レンコ「ん、何?」

カンジ「…なんでもない、おやすみ、先生」

レンコ「なーに、おかしいわねぇ おやすみ、カンジくん」



先生の走る音



カンジ「おやすみ、レンコ先生」







缶を開ける音×5



リボン「で、結局そういうてん末だったわけね」

ヒデオト「一線を越えるって…そういうことだったのかー」

ペコオ「いわれてみれば、って感じよねー」

マッシュ「あ、カサイナツミにわたしたちゃんちゃんこそのままだ」

ヒデオト「おーい、俺たちの正体バレたらどうすんだよっ!!」

マッシュ「一応不法侵入と誘拐になんのかな」

ヒデオト「おーい」

リボン「それより…あれ」


少間



ペコオ「あー、カンジね」

ヒデオト「見事な失恋だからなー」


カンジ「いや、俺はあきらめない!!」

四人「はい?」

カンジ「たとえ先生とカサイナツミの兄貴が付き合おうが、何しようが俺はあきらめない!!」

マッシュ「何しようが?」

ヒデオト「何しようが?」 

ペコオ「何しようが?」

リボン「何しようが?」



カンジ「あーっうるせぇー!! 俺は健全な中学生だーっ!!」


リボン「そんなこんなで、長楽バッドベイビーズの第一試合は終わったのでした」




学校のチャイム



マッシュ「おい、校門にカサイナツミとユキヤが待ってるぞ」

カンジ「今日は練習日だろ、地区センターも予約したんだから帰るぞ」

ヒデオト「マジかよっ いこうぜ、おいペコオ、カンジ担いで来い」

ペコオ「おっしゃー、いくわよーっ」

ヒデオト「今日の練習は時間を繰り下げてお送りします」

カンジ「うわぁ、やめろ、おろせーっ!!」

リボン「カンジとカサイナツミの愛のキューピットだな」

四人「バッドだなっ!!」

リボン「まだまだ続くぜ、長楽バッドベイビーズ」



カンジ「やめろ、俺のことはほっといてくれーっ!!」








END





2006.01.08 sakana.a